本当に健康にいいのか。少しなぞでした。
宗教・思想上のみではなく、健康上の理由から肉食を避ける者もある。前述したベジタリアン協会の主張する立場に立てば、ベジタリアンの本義は「健康で活力のある人」であり、「そうなるために肉食を避ける者」であるとされている。
以上を支持する意見として、以下のようなものが挙げられる。
過剰な肉食は、大量の動物性脂肪摂取を意味し、血中脂肪量増加や 内臓脂肪・皮下脂肪が増加し、同時に必要以上のタンパク質摂取につながりその結果体内で発生した過剰なアンモニア排出のために肝臓や腎臓に負担を強いることとあいまって生活習慣病などの危険性を上昇させることが指摘されている。例としてアメリカにおける牛肉や鶏肉の過剰な摂取量と全国民の約1/2以上が肥満であることの関係を見れば理解しやすい。
穀類や豆類、芋類などを積極的に利用することで、健康に生きていくのに必要な栄養は充分に摂取できる。
ただし、これらに対しては、肥満はカロリーの過剰摂取こそが問題で、植物性油脂で揚げたフライドポテトのような食品でも、過剰摂取すれば問題であるとの指摘もあり、米国では児童の肥満対策に学校給食(カフェテリア方式)やディズニーランドなど遊園地のレストランから、砂糖を含んだ清涼飲料水と共にフライドポテトが排除される動きが報じられている。なおこれら児童向け肥満対策では、低カロリー高蛋白・自然食が主な方向性となっており、必ずしも「菜食」を重視しているわけではない。
これらでは過剰な肉の摂取を戒める主張と、肉食そのものを否定する主張の含意が混同している傾向が双方に見られ、完全菜食を主張する側ですらベジタリアニズムそのものを誤解している場合もあり、これが議論をより混乱させる要素となっている。健康のためと称しながらも、突き詰めれば以下に述べるような別の理由に立脚している場合もあり、元よりベジタリアニズムが単純な理由に拠らない活動であることにも絡んで、その各々の信奉者・実践者によって主張・様式もまちまちである傾向を含む。
なお、完全菜食では、人体に欠かせない鉄分、亜鉛、オメガ-3脂肪酸、ビタミンB12などが不足しがちである。現代的なベジタリアンはこのことを積極的に認めており、彼らの多くは、意識して食事を調整している(完全菜食の場合、人工的なサプリメントや添加食品で摂取しなければならない栄養素もある)。これには、完全菜食を諦め、魚貝類や無精卵、乳製品を摂取するという方法もある。
引用:『ウィキペディア(Wikipedia)』
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